ホームポジションはしっかり守ってるのに、上手く打てるようにならないペン・・・
ボク、タイピング向いてないのかな・・・(泣
ペン太くん、ちょっと待ったーッ!!!
ホームポジションは理に適ってない打ち方なんだ!!今すぐ打ち方を変えた方がいい!!
な、なんだってーー!!!!!
ホームポジションはナンセンス
皆さんこんにちは!ペンギンの管理人です.
本日はホームポジションがいかに理に適っていない打ち方であるかを解説していきます!
今なお,学校やパソコン教室,ネットの記事などで信仰されている“ホームポジション”.
私はそれが間違いであると断言します!
ホームポジションが望ましくないと考える理由は,主に以下の4つです.
- 人間の指の長さに合っていない
- 指をホームポジションに戻すことが無駄である
- 日本語の文章を打つ際には,より非効率的である
- タッチタイピング習得の妨げとなる
順を追って説明していきます!これ以上,ホームポジションの被害者を生まないためにも,ぜひこの記事を読んでほしいです!
ホームポジションとは?
まず,この記事でのホームポジションの定義を示しておきます.
図に示すような一般的なキーボードにおいて,左手であれば小指を“A”,薬指を“S”,中指を“D”,人差し指を“F”,右手であれば人差し指を“J”,中指を“K”,薬指を“L”,小指を“+”に予め置いておくことをホームポジションとします.
指の置く位置を青色で示していますが,視覚的には覚えやすく,綺麗に見えますよね.
このことが,忌々しいホームポジション信仰が根付いている1つの原因かと思われます...
多分こんな感じに教わったペン・・・
人間の指の長さに合っていない
突然ですが,皆さんの手の指の長さはどのような感じですか?
中指が最も長く,次に人差し指と薬指,そして小指と親指が最も短い人が多いかと思います!
そこで,指の力を抜いた状態で皆さんのキーボードに手を置いてみてください!
恐らく,私と同じような感じになると思います!
指の長さに対応して,指の置く位置が山なりになることが自然なんです!
つまり,ホームポジションは指にとって優しくない置き方であると言えます.
指に余計な力が加わることのデメリットとしては,
- 常に指の筋肉に力を入れながらのタイピングになるため,腱鞘炎になりやすい
- 指を上手く制御することが難しく,タイピングのミスが増える
- 指のマッスルメモリーが誤作動を起こすため,タッチタイピング習得の妨げとなる
などが挙げられます.
なかなか上達しなかった理由がわかったペン!
指をホームポジションに戻すことが無駄である
ホームポジション習う際に,打ったら指を元の位置に戻しなさいと言われるようですが,それは本当に無駄だと思います.まずは次の動画をご覧ください!
ホームポジションに慣れていなくてタイピングがたどたどしいですが,まさにこのような感じだと思います.脱力ポジションと命名した後の打ち方の方が,圧倒的にスムーズに打てていますよね!
その理由として,指は他の指の動きと連動しているためであると考えられます.
詳しく述べると,解剖学の知識が必要となってしまうのですが,指の筋肉はそれぞれ独立しておらず,他の指の筋肉の動きに影響を受けます.
具体的には,他の指を動かさずに薬指だけを自由に動かすことは難しいということです!
ホームポジションでは,動かしたい1本の指を除く他の指を固定しているため,個々の指の可動領域が狭まってしまうのです.その結果,指を動かしづらく,いつになっても速くタイピングできるようにはなりません.
指を戻すのであれば,皆さんそれぞれの脱力ポジションに戻すことをおすすめします!
ホームポジションは百害あって一利なしなんです!
日本語の文章を打つ際には,より非効率的である
日本語の文章を打つ際に基本的に使用しないアルファベットがありますが,皆さんは気づいていますか?
そうです!“Q”,“X”,“C”,“V”,“F”はあまり使いませんよね!
そこで,日本語ではどのアルファベットを頻繁に使用するかの検証をするために,「メロスは激怒した。」でお馴染みの太宰先生の短編小説である『走れメロス』を独自に解析してみました!結果は次の図のようになります.
数値だとわかりづらいため,使用頻度の高いものが赤色,低いものが白色に近い色になるカラーマップを独自に制作して示しました.
また,水色の点が各指の使用したキーの重心のようなものを示しています.簡単に言うと,少し語弊がありますが,各指の動きを最短にする位置のことです!
加えて,文章のローマ字化には一般的なローマ字入力表に従いました.
図を見てわかるように,ホームポジション上に水色の点があるキーは“A”,“S”,“K”の3つのキーしかありません.全体的にキーボードの上側に寄っていますね.
このことから,“ホームポジション”より“脱力ポジション”の方が優れていることがわかります!
ボクも今日から脱力ポジションで練習してみるペン!
タッチタイピング習得の妨げとなる
まず,タッチタイピング(旧ブラインドタッチ)とは,簡単に言えばキーボードを一切見ずにタイピングすることです.
つまり,“視覚的情報”ではなく“皮膚と筋肉の感覚的情報”に全てを頼ることになります!
指に余計な力を加えることで,その大切な筋肉に不要な情報が付加してしまいます.
結果として,脳から筋肉への指令にノイズが加わってしまい,タイピングのミスが増えるのです!
以上のことをわかりやすく以下の模式図に示します.
ホームポジションの場合だと,“必要な力”に加えて“余計な力”が伝達されるため,マッスルメモリーの学習に時間がかかる上に,指に変な癖が付いてしまいます.
スポーツでも余計な力を抜くことは大切ですよね!
タッチタイピングを中々身につけられない方は,ホームポジションに囚われすぎているのかもしれません.
タッチタイピングについては,他の記事で詳しく解説したいと思います!
タイピングのミスを少なくするためにも,脱力を意識していきたいですね!
おすすめの脱力ポジション
これまで,いかにホームポジションが良くないのかについて述べてきました.
この項では,管理人おすすめの脱力ポジションについての紹介をします!
上図の水色の点に,それぞれ人差し指から小指を載せていくと脱力ポジションが完成します.
ホームポジションに比べて指と指の間が広いため,窮屈ではなく伸び伸びとタイピングができるようになりました!指たちも喜んでいると思います!
まとめ
ホームポジションは適切ではないことを論理的に解説してみましたが,いかがでしたか?
この記事を通して,新たにタッチタイピングが出来るようになったり,今よりタイピング速度が速くなったりしたら嬉しいなと思います!
また,脱力ポジションの良さを多くの人に伝えたいです!
あなたのタイピングライフがより良いものになりますように!
ここまで見てくれて、ありがとうペン!